有事対応 2021 5 23
私は、10年前から、このように書いてきました。
「平時に有事を考える。
有事には、誰もが異常心理になってしまい、
どんなに優秀な人でも正確な判断ができなくなるからである」
新型コロナウイルスという有事において、
日本は有事に弱い国であると証明してしまいました。
変異株が都市部で広がっているのを食い止められず、
さらに地方に広げてしまった。
これは、強い行動規制がかけられなかったからです。
なぜかというと、憲法で保障された「移動の自由」があるからでしょう。
多くの人は、外国で変異株が拡大しているので、
鎖国をする必要がある、
それができないならば、空港に入所施設を作って、
全員14日間待機してもらうことができないかと思うでしょう。
これも、憲法で保障された「移動の自由」があるからできないでしょう。
しかし、日本の憲法を知らない外国人から見れば、
「日本は、緩い規制と緩い入国管理でコロナを長引かせている」と見えます。
憲法を守った結果、国が滅んでしまった。
そんなバカなことにならないように、日ごろから考えておくべきです。
私たちは、平和を愛していますが、
万が一、「台湾有事」になったら、日本は戦争に巻き込まれます。
その時も、「移動の自由」を考え込んでしまうのでしょうか。